選手インタビュー⚽️脇野隼人⚽️
脇野隼斗
生年月日: 1993年4月10日
身長/体重: 169cm/75kg
ポジション: ウインガー
主な所属クラブ:
サウスランド・ユナイテッド(ニュージーランド2部)
ホークスベイ・ユナイテッド(ニュージーランド1部)
サザン・ユナイテッド(ニュージーランド1部)
体格の大きな外国人選手にも当たり負けしない強靭な肉体と、切れ味鋭いドリブルを武器にサイドを切り裂くアタッカー。
オーストラリア、リトアニア、ドイツ、フィンランド、コソボ、ニュージーランド、モンゴル、ネパールなど海外でのプレー経験も豊富。
ニュージーランド1部リーグで2シーズンを戦い、現在も世界を渡り歩く脇野さんにインタビューを行いました。
ーー色々な国でプレーされてきた脇野さんですが、ニュージーランドでプレーする事を決めた一番の理由を教えて下さい。
将来のことを考え、英語のスキルをもっと上げたいと以前から思っていたこともあり、英語圏でのプレーを希望していました。
その際にニュージーランド・ウィンターリーグ(2部リーグ)のクラブからオファーを頂き、移籍する事を決めました。
ーーウィンターリーグではチームの中心選手として活躍されていましたが、外国人助っ人としてチームからの期待や重圧などはありましたか?
そうですね、ウィンターリーグにしてはとても良い条件でダイレクトサインにて契約したので、チームからはかなりの重圧がありました。
チームのレベルは、正直高くはなかったですが、天然芝のピッチが2面、人工芝のピッチが1面あり、環境面に関してはウィンターリーグの中ではとても充実していました。
街からも注目して頂き、期待もされていただけにチームとしてなかなか思う結果を残すことができなかったことがとても残念です。
ーーそこからナショナルリーグ(1部リーグ)のホークスベイユナイテッドへと見事にステップアップをされましたが、トップリーグへの移籍を振り返っていかがですか?
実はナショナルリーグのサザンユナイテッドからもオファーを頂き、最初はそちらのチームと契約をしていたんです。
チームにも合流していたのですが、シーズン開幕3週間前にいきなりクビを通告され、慌てて知人にホークスベイを紹介してもらい、2週間のトライアルを経てなんとか契約を勝ち取ることが出来ました。
正直、サザンユナイテッドをクビになった時はもう終わったと思いましたが、諦めなかった事がナショナルリーグの舞台へと繋がったと思います。
当時のホークスベイには昨年のクラブワールドカップに出場された松本光平さんもいたので、とても心強かったです。
プレー面だけでなく、ピッチ外でも全て助けて頂き、本当に感謝しかないです。
光平さんがいなかったらシーズンを通して最後までプレーする事は難しかったと思います。
ーー脇野さんはニュージーランド1部リーグにおいて、2シーズン以上プレーした数少ない日本人選手の一人ですが、
1部リーグで日本人選手がぶつかる『2年目の壁』を見事に乗り越えて、南島のサザンユナイテッドと契約を勝ち取った時の気持ちを教えて下さい。
気持ち的には昨年よりも絶対に結果を出すという意気込みの方が強かったです。
チームへの合流がリーグの後期からだったこともあり、残された試合数も少なかったので、よりいっそう結果にこだわりましたが、残念ながらあまり試合に絡むことは出来なかったです。
個人的に、南島は自然豊かで、人が親切で、将来ここに移住したいと思うくらい自分にとってベストの場所でした。
ーー海外でプレーを続けていく上で、日頃から意識して取り組んでいる事などはありますか?
まずはチームに馴染むことを積極的に行っています。
英語はもちろん、それ以外の国なら現地の言葉を覚えたり、チームメイトとのコミュニケーションを大切にしています。
あとは日頃から身体のケアなどもしっかりと行っています。
国によっても違いますが、日本みたいにいつでもマッサージを受けれたり、トレーナーがケアをしてくれたりといった環境が整っていない場所も沢山あるので、セルフケアを意識して取り組んでます。
ーー最後に、今後の目標を教えて下さい。
コロナウイルスの影響もあり、現在は海外に渡航ができない状態なので、日本でコンディションを自己管理しています。
先が見えない状態ですが、今やれることをしっかりとして、次に向けて準備をし続けます。
国際大会に出場することが今後の一番の目標なので、AFCチャンピオンズリーグやAFCカップなどの国際大会に出場するチームに入団できるように今後も頑張りたいと思います。